終身医療保険の払込期間、「60才まで」と「終身払込」どちらにすべき?

現在、医療保険は終身タイプが主流になっています。
終身タイプとはつまり、「加入時の保障が一生涯続きます」というもの。

そして終身医療保険を選んだ場合に悩ましいのが、払込期間をどうするかという点です。
「短期払」と「終身払込」の2つから選ぶことになるのですが、当然それぞれにメリット・デメリットがあります。

私たちとしては終身払込をおすすめしておりますが、その理由についてメリット・デメリットを整理したうえでお伝えしたいと思います。

保険代の支払い終身医療保険のいいところ

医療保険には加入時の診査があります。
将来的に健康状態が悪くなってしまった場合には、保険に新しく加入することが難しくなります。
「ひとまず将来の安心を確保できる。」
という点が、終身医療保険のいいところです。

 

2つの払込方法

終身医療保険には、「短期払」「終身払込」の2つの払込方法があります。

「短期払」とは、「60才まで」「70才まで」などのように、一定期間保険料を払い込んだらそれ以降の払い込みが不要になるものです。
保険料の払い込みが終了した後は、金銭負担なしに保障を受けることができるということになります。

一方「終身払込」とは、保険料を一生涯払い込み続けるというものです。
保険料の払い込みがストップしてしまうと契約が失効してしまいますので、「保険料を払っている間は、保障を受けられる」と言い換えてもいいでしょう。

ここでいったんメリット・デメリットについて整理します。

「短期払」のメリット

・収入が少なくなる老後において、金銭負担なしに保障を受けられるため、老後の生活にゆとりができる。

「短期払」のデメリット

・保険料が割高。

「終身払込」のメリット

・保険料が割安。

「終身払込」のデメリット

・収入が少なくなる老後において、保険料の負担が重荷になる可能性がある。最悪の場合、保険料を払い続けられず失効してしまう恐れあり。

 

老後の収入減を考えると、一見短期払の方が良さそうに思えます。
しかし、他にも考慮すべき要素があります。
それは、「20年後・30年後の医療がどうなるっているかはわからない」こと、そして「インフレのリスク」です。

 

20年後・30年後の医療がどうなるっているかはわからない

かつては「大きな病気=長期入院」というのが当たり前でした。
それが医療技術の進歩により、大きな病気であっても短期間の入院で済むようになってきています。
その結果、入院期間がどんどん短くなっており、統計によると1990年には44.9日であった平均入院期間が、2014年には31.9日にまで短縮されているそうです。(出展:厚生労働省「患者調査」)

そして、こうした変化にあわせて医療保険も

入院5日目から保障します」

日帰り入院でも保障します」

短期入院でも◯日分受け取れます」

といった具合に保障内容を変えてきています。

将来的にはほとんどの病気が通院のみで治療できるようになるかもしれません。
また、そもそも健康保険制度の内容が大きく変わってしまう可能性もあります。

そう考えると、現在の医療環境に合わせて開発された医療保険が、20年後・30年後にも役に立つ保険であり続けられるかどうかは正直疑わしいです。

むしろ、これまでの医療保険の移り変わりを見る限り、役に立たなくなっている可能性の方が高いでしょう。

 

インフレのリスク

医療保険に限らず、長期間の保険契約はインフレのリスクにさらされていることに注意する必要があります。
インフレとは、物価が上昇すること。つまりモノの値段が上がることです。
そしてモノの値段が上がるということは、逆から見ればお金の価値が下がるということになります。
こう聞くと「インフレは悪いことだ」と思われるかもしれませんが、実は経済が発展すると必然的にインフレが起こるんです。
バブル崩壊以降の約25年間、景気の停滞により日本ではほとんど物価は変動しませんでした。
そのため「物価は変わらない」ということが肌に染みついてしまっていますが、今後日本の景気が良くなった場合にはインフレが起きるということは改めて認識しておいた方が良いと思います。
そしてインフレになった場合でも、保障の金額は変わりませんから、実質的な保障は下がる
ことになります。
将来の物価の状況によっては、保険の実質的な価値が下がることは注意した方が良いでしょう。

 

終身払込をおすすめする理由

私たちが終身払込をおすすめするのは、上記の通り「将来どうなるかわからないから」ということに尽きます。
将来の変化に柔軟に対応するためには、保険を見直していくことも必要になります。
短期払の契約を途中で解約すると損になることがほとんどです。
終身医療保険の払込方法については慎重にご判断ください。

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2017年11月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : hayami